先月に続いて「家弓先生の仕事塾」に参加させて頂く。今回のテーマは「ファシリテーション」。
家弓正彦の仕事塾Vol. 13「ファシリテーションの技術」特にミーティング・ファシリテーションについて、その進行を以下のフレームワークで整理され、
各プロセスについて成功のポイントを家弓流のエッセンス交え説明頂く。
ビフォア[オープニング]
↓
オープニング[意識形成/共有]
↓
インタラクション[拡散プロセス→収束プロセス]
↓
クロージング[合意形成]
以下、自分なりの気付きを:
●オープニングの意識注力
自分はつい堅苦しい雰囲気になってしまいがち。緩さにならないでも話しやすい丁度良いバランスを出したいが
どうもそのあたり上手ではない。話芸というかもっと自分らしく素直に出せればなぁと思う。
●Agendaに対する意識の違い
ここが一番感じるところ大きかったが、Agendaの考え方。
これまではAgendaについて「議論するお題目」という形で用意していたが、甘かった。
例えばこれまでは
・複数ある検討課題そのものの羅列であること(「~について」が続く)
・検討プロセスのメタ表現的なもの(「現状課題の共有」、「対応策の検討」的な)
という形にしていたわけだが、これらは所謂「検討テーマ」であり、「検討に対する論点の提供」ではなかったなと。
これでは議論の中身に対して、参加者は想定できないわけだ。
何に力点をおいて考えるべきなのか、ファシリテーターなりの仮説をどう持って会議に臨むか、
あとはそこにどれだけの準備を費やせるか、結局はそこの問題になる。
●「拡散」に対する意識の低さ
これまでは自分の用意した落とし所に流そうという気来が強すぎた気がする。
納得感醸成のためにも、広げて束ねるという流れをもっと意識した方が良い。
●流れをコントロールするための武器の活用
「抽象→具体」「全体→部分」」などの意味付けパターンや、「リフレーズ」など具体的に試してみたいと思う。
◆◆◆
総じて今回のテーマは「わかっちゃいるけど実際できない」になりがちな最たるものだと思う。
結局はやろうと思ってやるのではなく、周りも含めて習慣化して初めて意味が出ることでもある。
自分一人変わってもあまり組織としては意味がないわけだし。
でもその為にもまず自分が行動に移せるように、そして無意識に出来るように改めて意識して続けたいと思う。
この仕事塾、2回参加させて頂いたが、その内容と共に家弓先生の雰囲気がとても気に入っている。
家弓先生が肩肘はらず、説教臭くない。
「自分でも100%出来ているわけでもないが、改めて考えるとこうすべきだろう」
ということを若い我々に語ってもらえるという空気が、自分にとってとても聴き心地がよい。
また今後のテーマが楽しみである。
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